「気」が弱っているそうです
〈「雁屋哲の食卓」に「ターキッシュ・ブレッド・サンドイッチ その2」を掲載しました〉
今日は駄目だ。ひどく体調が悪い。
日記を書く気力が湧かない。
これからリハビリに行かなければならないし。
今日の日記はお休みです。
昨日、手術をしてから初めて、家から車で十五分ほどの所にあるチャッツウッドという町のショッピング・センターに行った。
そのショッピング・センターの中に、漢方医がいて、彼の漢方薬と針治療は私に非常に効く。
どう言う訳か、最近肩こりがひどく、仕事を続けられないほどになった。
主に眼の疲れから来るようで、こうしてコンピューターに向かって仕事をしていると、眼の奥がいたくなり、それが首、肩、背中と広がり、苦しくなる。
手術後、人混みに出るのも、駐車場から漢方医の所まで一寸した距離を歩くことになるが、それも初めてなので、緊張した。
やはり、エスカレーターはまだ危ない。
乗るとき、降りるときの、足の踏み出しが難しい。
もつれでもしたら転倒する。
漢方医の診療所から、駐車場までの往復でかなり、良い運動になった。
と言うより、一寸応えた。
私の「気」がひどく弱っている、という医者の見立てで、「気」を奮い立てるための薬を処方し、肩こりを治す針治療をしてくれた。
鹿の角と、亀の甲羅の成分が入っていて、大変に精力をつけ、長寿にする効能を持っている薬だという。
ただ、その味が凄くてね。今まで色々漢方薬を飲んだが、今回のが一番厳しい味だ。良薬口に苦しと言うから仕方がないのだろうが、たまりませんよ。
肩こりは、直ったと思ったが、昨夜遅くまで仕事していたらぶり返した。
今までの経験から、二、三度針を打って貰うと、肩こりは治り、一年以上はもつ。
近近二度目の治療を受けに行くことにしよう。
リハビリに行ったり、漢方に行ったり、なんと言う人生だ。
これが、あと何ヶ月続くんだろう。ああ、鬱が進む。
全く、辛抱我慢、辛抱我慢、の日々ですよ。