小泉進次郎の謎
小泉進次郎氏が、安倍内閣の環境相大臣として入閣した。
自民党の政治家として、入閣するのがまず第一とされているから、小泉進次郎の前途は洋々たるものあるのだろう。
大変におめでたいことだ。
私の家のある横須賀市秋谷は進次郎氏の選挙区である。
進次郎氏の父親で元総理大臣の純一郎氏以前に小泉又次郎氏から、横須賀市では大変に力のある政治家だった。
又次郎氏は入れ墨があったことからいれずみ大臣などと異名を取ったそうだ。
私の家の地区では、純一郎氏も大変に人気があったが、進次郎氏の人気はもはやテレでに出てくる芸能人を越えている。
進次郎氏が登場するとなると、演説会であろうとなんであろうと、おばさんたちが大騒ぎして集まる。
目を輝かし、うっとりした表情のおばさんたちが進次郎氏に声援を送る。
この選挙区では進次郎氏は盤石である。
その進次郎氏に話が行くと、私の妻がきまって首をかしげる。
進次郎氏の誕生日は、1981年4月14日と公表されている。
妻がなぜ首をかしげるかというと、その誕生日の日付が納得いかないというのである。
「4月のはずはないのにねえ」
と妻は言う。
私の妻は1981年3月8日に、横須賀上町にあった国立病院で次女を産んだ。
今は、その病院は国立病院ではなく、名前も変わっている。
妻はその時に、看護婦たちから、「小泉純一郎さんの奥さんも、お産で入院している」と聞かされた。小泉家は横須賀では大変に人気がある。
「あの小泉さんの奥さんと一緒の時期に、一緒の病院に入院してお産をするなんて光栄です」
と言うわけだ。
私達の次女は3月8日生まれだ。1日や2日のずれがあったとしても、その時に横須賀国立病院で生まれた純一郎氏の子供の誕生日が4月14日のはずがない。
純一郎氏の奥さんは何人かいて、私の妻と同時期に子供を産んだ女性と4月14日に進次郎氏を生んだ女性がいるというなら、理解しやすい。
となると、今度は、私の妻と同時期に生まれた子供はどうなったのか、その子供を産んだ女性はどうなったのか、それが大変に気になる。
もう一つ考えられるのは、実際に3月8日近辺で生まれた進次郎氏の出生届は1月遅らせたということだが、そんなことができるものなのだろうか。
進次郎氏が代議士として登場して以来、その謎が妻を悩ませ続けている。