「まさかの福沢諭吉」、発刊、そして緊急のお願い
ずいぶん時間がかかりましたが、私の福沢諭吉についての本、「まさかの福沢諭吉」は出版元の「遊幻舎」の担当者によれば、11月25日に印刷製本が仕上がり、取次店に搬入したと言うことです。
私が20日に発売開始などと言ったばかりに、何人もの方から本屋に行ってもまだなかった。Amazon でも品切れ表示しかなかったと、お怒りの電話やメールを頂き恐縮しています。
考えてみれば、2009年からこの本を書き始めたわけで、途中福島のの鼻血問題などで対応せざるを得なくなり、反論の一冊本を書かなければならなくなったりして、福沢諭吉の本は遅れに遅れました。
それでも、2015年の12月には発行できる状態だったのですが、私の娘達二人がその原稿を読んで、「これは、マンガの形式で書いた方が、分かりやすい」と強く言うので、急遽マンガ形式にしたために、また時間がかかりました。
漫画家は、「日本人と天皇」の時のお願いした、シュガー・佐藤さんです。
シュガーさんの労力は尋常な物ではなく、800ページに及ぶマンガを、1年あまりで描き上げて下さったのです。
下に、「遊幻舎」の書いた、出版案内を掲載します。(上下2巻、上巻432ページ、下巻368ページ)
定価は上下二巻で3600円プラス消費税で、3888円ですが、このブログの読者に限り、上下二巻3100円(送料なし、振込手数料なし)で販売します。ご希望の方は、氏名、住所、郵便番号、電話番号を、明記の上、このブログに申込んで下さい。出来るだけ多くの方に読んで頂きたいと思って、「遊幻舎」の担当に頼み込んでこの値段になりました。
ところで、今度の私の本「まさかの福沢諭吉」について語る前に、緊急に皆様にお願いしたいことがあります。
2009年の福沢諭吉についてのページにも書きましたが、日本で真実の福沢諭吉の思想、行動を明らかにして、その実像を明確に捉えた研究者は、ただ一人名古屋大学名誉教授安川寿之輔先生だけでしたが、最近は、帯広畜産大学、経済学教授の杉田聡先生が、安川寿之輔先生先生とはまた別の見地から、鋭い福沢諭吉論を展開されており、私はこのお二人こそ、真実を追及するためには何事をも恐れず、周囲からの雑音にも怯まず、傲然として日本の社会の不正に立ち向かう真の学者であると尊敬しています。
安川寿之輔先生、杉田聡先生のお二人は無智な私に色々とお教え下さり、まさに私の師であり、同士とも恃む方です。
そのお二方と私とで、12月4日に明治大学で、「問い直そう、日本の『近代』と『戦後民主主義』ー『戦後作られた福沢諭吉神話を徹底検証」という題で研究発表会を開きます。
そのビラを以下に掲載します、