フロンターレのサポーターの皆さん、許して下さい
4月1日は、Western Sydney Wanderersの応援に、川崎フロンターレの根拠地、等々力陸上競技場に行くのだ。
チケットが早々と売り切れてしまい、一般席しか手に入らなかった。
その一般席で、Western Sydney Wanderersのユニフォームを着て、Western Sydney Wanderersの応援をするのだから、これは度胸がいる。
実は、これには訳があって、Western Sydney Wanderersには2年前から、小野伸二選手が加入して、それまでサッカーの人気が今一だったシドニー、ひいてはオーストラリア中のサッカー人気を一気にもり立ててくれたのだ。
以前にも、このページで紹介したが、小野選手のオーストラリアでの人気は絶大で、小野選手は、この6月で、日本に引き揚げるというのに、小野選手の所属しているWestern Sydney Wanderersがある、Paramatta市から、小野選手にその功をたたえるメダルが授与された。
その、Western Sydney Wanderersが、アジア・チャンピオンズリーグ戦に出場することになり、既に、川崎フロンターレとは、オーストラリアで闘いWestern Sydney Wanderersが勝っている。
今度は、川崎フロンターレのホームでの試合となる訳だ。
私の家族は、小野選手がWestern Sydney Wanderersに加入して以来、Western Sydney Wanderersのホームでの試合に良く出かけている。
私の家から、Western Sydney Wanderersのホームの競技場まで50分以上かかるのだが、いつも家族で最低5人で、カツサンドを弁当に持って行って、ゲームを楽しむ。(カツサンドは、勝つ、ためのサンドイッチと、げんを担いでいるのだ)
地域的に言えば、本当は私達は、Sydney FCを応援しなければならないのだが、私達のお目当ては小野選手なので、越境的にWestern Sydney Wanderersを応援しにSydneyではなく、Paramatta市まで出かけている訳だ。
その、Western Sydney Wanderersが、小野選手のおかげで良い成績を収めたので、アジア・チャンピオンズリーグに出場できることになった。
じつは、そのために、試合のスケジュールが過密になり、選手たちにとっては有り難いが同時に困ったことであって、4日ごとに試合という状態が続いている。
私が日本にいる間に、Western Sydney Wanderersは負け続けてしまい、オーストラリア・リーグで最初は1位だったのが、現在5位に落ちてしまった。
その、Western Sydney Wanderersが日本に来て、川崎フロンターレと闘うとあっては、応援に行かざるを得ないでは無いか。
ああ、何という恐ろしい日になるのであろうと考えるだけで、震えが走る。
私は、フロンターレのサポーターの真ん中で、Western Sydney Wanderersのユニフォームを着て、Western Sydney Wanderersを応援するのだ。
フロンターレのサポーターの皆さん、許して下さい。
これも、小野伸二選手を応援するためなのだから。