みなさま、良いお年を
今日で、2009年も終わり。
毎年のことながら、この1年も、一体何をしたのか訳が分からないうちに、あっという間に過ぎてしまった。
しかし、鏡の中の自分の顔を見ると確実に老化しているので、1年経ったことは確実であるようだ。
一番大きかったのは、秋谷に新しい家が建ったことか。
といっても、その家の所有主は私ではなく、姉が経営する会社で、私はその中の二部屋を間借りしているに過ぎない。
しかし、間借りであっても、21年ぶりに秋谷に戻って来たという思いを強く抱いた。相模湾に面していて、目の前は大変に良い漁場であるらしく、毎日沢山の漁船が群がっている。
おかげで、毎日、午前中にとれたぴんぴんの魚を食べることが出来る。
その家は会社が使っているので、毎日何やかやと人の出入りがあり、夜も誰かが宿泊しているから、私がシドニーに戻って来ても安心である。
今は私たちの代わりに、長男が、居座っている。
矢張り日本は素晴らしい。
我が家も、子供達が独立していくので、シドニーの家も今までのように維持できそうにない。
私たち夫婦が日本へ行くと、子供たちだけで家の面倒見るのは大変だ。
どの家族にも、転機という物がある。
今の私たち家族が、そのターニング・ポイントにあるのではないかと思う。
来年あたり、大きな決断をしなければならないかも知れない。
年末に、我が家の五女の「こ」ちゃんが、里帰りしてきてくれた。
「こ」ちゃんは、外務省の役人で、日本のお偉方が外遊するときにはその夫人の通訳を務める。
以前、この頁に、天皇・皇后がヨーロッパに行ったときに、皇后の横で通訳している「こ」ちゃんの写真を掲載したことがある。
シドニーの大学に2年、キャンベラの日本大使館に2年、通算4年オーストラリアに滞在して、その間にすっかり我が家の一員になってくれて、我が家の五女となったのである。
長女、次女は私の娘、三女は雌犬のポチ、四女は7年間シドニーに滞在した私の小学校の同級生の娘の「ゆ」ちゃん、そして「こ」ちゃんが五女というわけである。
「ゆ」ちゃんも「こ」ちゃんも、そろってシドニーにいたときは、娘が四人いて私は大変楽しかった。
「こ」ちゃんは折角の冬休みなのにシドニーまで、おせち料理作りを助けに来てくれたのだ。
その気持ちが有り難い。
今年の、年末年始は、娘が三人で私は実に気分がよい。
この気持ちの良さで、年越しをして、来年こそは充実した良い年にしたい。
読者諸姉諸兄も、良いお年を。