Dara Torres
弟に、私のこの日記が「長すぎて、誰も読まないよ。短くした方が良い」と言われた。
はあ、そんなものかね。
実は私は、短く書くのが苦手で、何でも書き出すと長くなるのだ。
小学校の作文の時間のことを思い出す。
最初に先生が各自に一枚ずつ四百字詰めの原稿用紙を配る。
それで足りない人は、もらいに来るようにと言って教壇に、原稿用紙を何枚かおく。
私はすぐに一枚埋め尽くして、足りないからもらいに行く。それを繰返す。
一度の作文の時間に、何枚か原稿用紙をもらいに行った。
みんな一枚書くだけでうんざりしているのに、何枚ももらいに行く私のことをおかしな奴だと言っていた。
連れ合いに、そのことを話すと、「私も、原稿用紙半分埋めるのがやっとだった」と言う。
すると、昔から、だらだら長く書くのが私の性分なのだろう。
で、今日から、短く書くことに挑戦する。
私にとっては、長く書くより、短く書く方が辛いのだ。
これも、文章を書く訓練の一つになるだろう。
8月4日号の「TIME」の表紙に、Dara Torresと言うアメリカの女子水泳選手の写真が出ていたので、転載する。(写真はクリックすると大きくなります)
凄い体だが、これで、Dara Torresは41歳。
しかも、100メートルの自由形で、20年前の1988年に出した記録を、現在2.47秒縮めた。
Dara Torresは9回もオリンピックのメダリストになった記録を持つ。
2000年に一旦引退して、子供を産んだ。ちゃんと母乳で育てたそうだ。
2006年に競技に復帰し、北京オリンピックで5回目の代表の座を掴んだ。
41歳でオリンピック代表ですよ。
北京では、50メートルの自由形に出るらしい。(もう、終わったのかな)
41歳の女性にしては余りに見事な体なので、当然、ドーピングしているんじゃないかという疑いがもたれることがあり得る。
Dara Torresは「自分から潔白を証明しない限り疑われても仕方がない」と言って、自分から進んで、何度もドーピング・テストを受けている。
勿論、潔白である。
Dara Torresが取っているのはアミノ酸のサプリメントだけだ。
それでこれだけの体を保つのだから凄い。
彼女はトレーニングに、resistance-stretchingを取り入れている。
これは、例えば足を上に持ち上げようとするときに、誰かにそれを押さえさせる。そうすることで、筋肉に負荷が掛かり、ストレッチの効果が上がると言うものだ。
Dara Torresは「大勢の中年の女性たちが私を憧れの眼で見ているに違いない。
私は彼女たちに、自分たちが始めたことは成し遂げられるという誇りを持って貰いたい。だから、私は絶対に彼女たちを失望させるようなことはしない」
と言っている。
このDara Torresの不断の努力は凄いもんだ。
私なんか、「ああ、腹がぶくぶく出てしまった」などと嘆くだけで、腹筋の運動もしないし、甘い物の制限もしない。
今、私がしているリハビリだって、Dara Torresが見れば、「そんなの、当然のことで、朝飯前よ」なんて言われるんだろうな。
私は、自分を叱咤激励するために、この「TIME」の表紙をスキャンして、Dara Torresのこの姿を、永久保存することにした。