雁屋哲の今日もまた

2013-10-28

宣伝です

「美味しんぼ」第110巻、「福島の真実編・上」はお読みいただけましたか。

各方面から好評を頂いていますが、もし貴方、まだ読んでいないのならすぐに本屋さんに注文して下さい。

自分で言うのも何ですが、福島の真実をかなり分かりやすく網羅的に取り上げています。

話の流れは、福島の真実を明らかにすることと、山岡と雄山の和解という二つの重要な主題を同時並行で進めています。

今回発刊された「福島の真実篇・上」はその前半で、来年完結編としての「福島の真実編・下」が出ます。

 

2011年11月から、2013年の5月末末まで福島に何度も通い、新聞やテレビの報道ではよく分からなかった点も、自分の目で見て、自分で調べました。

自分で言うのものなんですが、私はこの福島編に全力を尽くしました。

半分まで書き上げてあった「福沢諭吉」についての本も、中断し福島にかかり切りになりました。

2013年5月までの「福島の真実」のツボは押さえたと自負しています。

これから先福島はどうなるのかは第一原発次第という心細い状況にありますが、有り難いことに、漫画は寿命が長く、代を重ねて新しい読者に読み継がれていくので、2013年5月現在の実状はこれから先記録として役立つだろうという自負があります。

辛い真実ばかりで、漫画として楽しくないというご批判もあると思いますが、このような厳しいことを書いて後の若い人達に残せるのは漫画だけであると、漫画の力を信じて全身全霊を打ち込みました。

 

もう一つ、楽しい宣伝です。

朝日新聞社と読売新聞社が、「美味しんぼ」の「究極と至高の対決」を両紙の対決の形で行うことになりました。

URLは以下の通りです。

http://news.goo.ne.jp/topstories/entertainment/530/c2849cc25727934c8bb999dae77866e8.html?fr=RSS
http://gigazine.net/news/20131012-real-oishinbo/

一体どうなることやら、楽しいですね。

原作者としては中立の立場を守らなければならないので、一読者として、両者の対決を楽しみに拝見させていただきます。

日本全県味巡り同様に、郷土料理を題材にしている所が面白いと思います。

目を離さないで下さいね。

 

雁屋 哲

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