「頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ」
宣伝です。
小学館のコンビニビエンス・ストア版マイ・ファーストビッグの「美味しんぼ」に連載中の随筆「美味しんぼ塾」をまとめて、「頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ」という題名で「遊幻社」から出版しました。
今まで、その名の通り「美味しんぼ塾」として小学館から2冊出版して好評を頂いていますが、今回は小学館のご好意で、私の弟の経営する「遊幻社」から出版させて頂くことになりました。
「美味しんぼ塾」第3、とするのも芸がないし、小学館にもご迷惑をおかけする恐れがあるので、題名を変えました。
同じ私の書いたものでも小学館から発売するのと、弱小「遊幻社」から発売するのとでは、売れゆきが天と地ほどの差があります。
小学館の力は凄いと感心するしか有りませんが、ここは一つ、読者諸姉諸兄のご協力を載いて、最低限の売上だけは確保したいと願っています。
今度の「頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ」は、この「美味しんぼ日記」とは打って変わって、のんびり楽しめる文章を集めました。
装丁も挿絵も、南伸坊さんにお願いしました。
南伸坊さんの挿絵だけで、この本を買う価値があります。
この私のページを読むと「雁屋哲って、いやな奴だな」と思われる方も多いでしょうが、そんな方も「頭痛、肩こり、心のコリに美味しんぼ」を読んで頂くと「雁屋哲はいい奴かも知れないな」と思い直して下さるかも知れません。
お試し下さい。(やっぱり、変な奴だ、と思われたりして・・・)
私が酸性・アルカリ性を示すPHの値を取り違えて、しょげていたら、このページの読者の方に助け船を出して頂いたことも書きました。
遊幻社は出す本出す本赤字続きで、今度の本が売れなかったら、弟は首をつるしかない、と言います。
で、私は言いました。
「おまえ、それはよした方がいいな。おまえは、首つりは似合わないよ」
「ぼくは、ネクタイは似合うよ」
「ベランダとか、窓から飛び降りたらどうだ」
「ぼくんちは、平屋だよ」
「そうか、じゃ、屋根から飛び降りたらどうだ」
「屋根なんか上ったら、足がすぺってあぶないじゃいないか。子供の頃屋根に上って母親に怒られたの忘れたのかよ」
「そうか、屋根は危ないな」
「そんな、危険なことを進めるなんて、ひでえ兄貴だな」
「すまん」
てなことで、本が売れないと、兄弟げんかになってしまいますので、読者諸姉諸兄、直ちにご近所の本屋さんに注文して下さい。
定価1400円(それに税金がつきます)です。
よろしくお願いします。