雁屋哲の今日もまた

2009-05-20

沖縄の泡瀬干潟を守ろう

 私は三月の半ばから五月の初めまで日本で環境問題の取材を行った。
 環境問題が食と私達の生活一般にいかなる影響を与えているのか、調べるためである。
 沖縄の、那覇から少しの距離にある泡瀬干潟で国が埋め立て工事を計画しているというので、それも見学に行ってきた。
 干潟というのは、極めて重要な物である。
 様々な小動物、植物が生息していて、干潟がなかったら命の連鎖がたたれてしまい、海はただの水たまりになってしまう。
 干潟の小動物、植物、珊瑚などが、海に命を与え、空気もきれいにし、周囲の環境を保つ大きな力を持ってるのである。
 その泡瀬干潟を、国は埋め立てるという。
 その理由が分からない。
 泡瀬干潟のある湾の反対側に既に広大な土地がある。
 そこに工業団地を招請するという口実で既に埋め立てた土地なのだが、そこには工業団地など建っておらず、その計画さえもない。
 土地は既に有り余っているのである。
 それなのに、なぜ、今更、泡瀬干潟を埋め立てるのか。
 官僚、ゼネコン、土地の建築業者、政治家の利益のため、それ以外にない。

 私が日本を離れる寸前、泡瀬干潟の埋め立て工事は中止に向かったという知らせを聞いて安心していたら、昨夜、田中優さんから次のようなメールを頂いた。
 田中さんは、長い間日本中の環境問題にかかわってこられた方で、今回の私の取材にも全面的に協力してくださった。
 日本のためを思って、日本中を飛び歩いて日本の環境破壊を救うための運動続けておられる実に、得難い人物だ。

 私は昨日遅くまでお呼ばれで出かけていて、メールを開くのが遅くなった。

 ちょっと遅きに失したとは思うが、これであきらめてはいけないと思うので、田中さんからのメールを、ここに転記する。
 個人情報は入っていないので、田中さんも許してくださると思う。

田中 優です。

結局再開されてしまうようです。

皆様、緊急抗議集会の案内
前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会・事務局長)
今日(19日)午前11時半頃、マスコミから情報があり、国(沖縄総合事務局)は09年度の泡瀬埋立工事の「護岸工事」を明日(20日)から始めるとの事です。明日は、機材搬入、整備となっているそうです。おそらく夜明け前にゲートを開けてクレーン車などを搬入すると思います。
緊急抗議集会は、ゲートを開ける夜明け前が効果的ですが、緊急なため、連絡が不十分で多数の人を結集できません。
やむを得ず、緊急抗議集会を次のように設定します。多数の参加を訴えます。
日時:5月20日(水)午前8時~9時
場所:仮設橋梁前(車は、沖縄県総合運動公園・東側駐車場に駐車)
▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲
☆泡瀬干潟を守る連絡会☆
http://saveawasehigata.ti-da.net/
http://awase.net
mailto:save_awasehigata@yahoo.co.jp

 今回の集会は、20日の午前八時からなので、これにはもう間に合わないが、泡瀬干潟を守る気持ちのある方はこれからも、どんどん泡瀬干潟に出かけていってください。
「泡瀬干潟を守る連絡会」もこれから、様々な運動を展開すると思うので、多くの方の参加をお願いします。
 干潟は一度失われたらもう元に戻りません。
 何の意味もないのに、国(官僚)、ゼネコン、業者、政治家の私欲のために、埋め立ててしまったら、海の生態は破壊され、私達の生活も貧しくなります。
 干潟が如何に重要な物か、充分にお考えになって、泡瀬干潟を守る運動に多く方が力を貸してくださるようお願いします。

雁屋 哲

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