「美味しんぼ」福島の真実篇
去年の11月から福島の取材を始めた。
福島で何が起こっているのか、それを、しっかり掴みたいと思ってのことである。
今度の、11月に最終取材をするが、原稿は書き始めた。
「ビッグ・コミック・スピリッツ」に連載が始まるは、早くても10月末になるだろう。
今まで、去年の11月、今年の5月、6月に2回、取材をしてきてかなりのことを知ることが出来た。
最後にまた11月に取材をするのは、秋の収穫の結果を知ることだ。
福島民報によると、先週福島県産の米の全袋検査をしたが放射線は検出軒回以下だったという。
しかし、その米の収穫地はほんの一部であり、全袋と言っても400袋だけだった。
これから、福島の農産物がどのようなことになるのか、まだ分からない。
11月になれば、かなりはっきりするだろう。
それを、きちんと取材して、丸1年取材したことになり、福島の真実がかなりはっきりと私にはつかめるようになると思う。
私が書くのは福島で起きていることの真実である。
私は福島を愛しているので、福島を応援したいが、私が知りたいのは真実であり、伝えたいのも真実である。
どう言うマンガになるのか、私も書いていながら、心が揺れ動く。
こんな厳しいマンガは書いたことがない。
私にとって、人生で一番厳しいマンガになる事だろう。