雁屋哲の今日もまた

2012-05-03

第二回福島取材

5月3日から、去年の10月に続いて2回目の福島取材にでかける。

前回の取材でも、福島の現実を認識することが出来たが、今回と次回6月、合わせて3回の取材で、福島の現実を更に深く掴むことが出来ると思う。

震災から1年以上経つのに、福島を初め、東北各地の復興は進んでいるとは言い難い。

特に福島は厳しい状況にあるようだ。

その状況を出来るだけつぶさに見て来ようと思う。

心配なのは天候だ。

田植えの準備を見学する予定なので、雨に降られては足元がぬかるんで、右脚が不自由で長靴を履くことが出来ない私は困ったことになる。

いままで、あちこち取材をして歩いたが、この十数年間に取材中に雨に降られたのは一回だけ、というお天気男の私の強運を信じることにしよう。

最近、多くの芸能人が福島を訪れて、得意の歌やショーを演じて福島の人達の慰労をしていると言う。

また、さまざまな援助物資を届けに来る人も多いと聞く。

私には、そう言う人達のように福島の人達に対して何もして差し上げられないのが、苦痛だが、福島の真実を掴んでそれを世の人々に伝えることにも、なにがしかの意味があるのではないかと考えて取材に行くのだ。

震災以来、私の心のかなりの部分は福島のことに占められている。

気がかりで心配である。

遠く離れているから心配が募るのであって、福島に入ってしまえば、前回10月の時もそうだったが、返って安心する。

学生時代二夏を過ごした霊山にも行くつもりだ。

福島に行くことはなんだか、親戚の家を訪ねるような気がする。

感傷に陥らず、神経質にならず、気を高ぶらせることなく、冷静に全てを観察してこようと思う。

 

雁屋 哲

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