雁屋哲の今日もまた

2010-03-20

駄目なものは駄目

 そもそも、民主党などに期待はしていないと私は繰り返し言った。
 民主党の構成人員を考えればすぐに分かることで、民主党という党自身の構成に、深い疑いを抱いていた。
 恥にまみれた社会党を逃げ出した連中を始め、汚らしい人間の集まりではないか。
 ただ一人、高潔だった、石井紘基議員は、右翼の回し者に殺された。
 石井紘基議員以外に、民主党に本当にこの日本を正そうという高潔な志を持った。議員がいるか。

 鳩山由紀夫を見よ。
 毎月母親から一千五百万円の金を貰っていたことを知らないと言うなら、話にもならない魯鈍である。
 さらに、毎月一千五百万円貰っていることを知っていながら、知らなかったと言うならこれは嘘つきである。
 魯鈍も、嘘つきも、国を導いて行く人間としての資格はない。

 では、小沢一郎はどうか。
 私は、10年前に小沢一郎はきちんと法で裁いておくべきだったと思う。
 政権党の民主党の幹事長になったから、と言ってあわてて検察庁が動いたことが滑稽でばかばかしいことなのである。
 代議士の年収は、三千万くらいしか行かない。当然、政治献金を受けとることになるが、それが、どのように正しく処理され記帳されているか、それが問題だ。
 いったい、代議士をしているだけで、どうして東京都内に三十億円もの不動産を購入できるのか。
 あり得ないだろ。
 その、政治資金問題は別にして、小沢一郎は何を目的としているのか。

 これまでの所、小沢一郎は、政治権力を握ることに自分の存在意義を掛けていると言うことしか分からない。それだけが、あの男の目的なのではないか。お山の大将になりたい。それだけである。
 その政治権力を握った後、この日本をどう動かしていくのか、日本をこの絶望的な破滅の底からどのようにして救い出すのか、その計画なり、方向性なりを、一つも聞かせて貰っていない。

 今度の夏の参議院選挙で、民主党は勝つのだ、そう言う言葉は彼の周辺から聞こえてくる。
 政治権力を一身に集めて、さて、それで何をするのかね。
 小沢一郎からは、今や、アメリカの属国より更に下の、中国の属国になろうとしている、この、惨めな日本という国をどう救うのか、そんな言葉が聞こえてこない。

 金持ちが金を集めて金の使い道が分からなくて馬鹿な遊びをする。
 小沢一郎を見ていると、江戸時代の金の使い道に困って遊び狂った御大尽を思い出す。
 権力を集めたが、その権力で何をどうしたらいいか分からない。権力で遊び狂われたら、江戸時代の大店の勘当された若旦那の遊びより遙かに困るんだがね、どーじゃろかね、おーい!

 鳩山由紀夫総理大臣の目はうつろだ。
 きょろきょろと、正に鳩が豆鉄砲でも食らったような目つきで周りを見回す。
 言葉にはしまりがない。意味のある言葉を言えない。
 すぐに前言を取り消す。それなら最初からしゃべるな。
 小沢一郎は、牛舎の中で自分のたれたクソを練り回している性格の悪い牛のような目つきでちらちらと周りをうかがっている。

 ちきしょーっ!
 これが、私の愛する日本国の上に立つ人間の姿なのか!

雁屋 哲

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