日本ではマッシュルームは、大人の親指より一回りほど大きいくらいのものだ。
可愛らしい。
しかし、それは、マッシュルームを成長の早い段階で摘んでしまうからで、そのまま成長させると、大変に大きくなる。
傘の大きさが、成人男子が両手の親指と人差し指を合わせて作ることの出来る輪、よりも大きくなる。
厚さは、3センチほどになる。実に巨大で、最初見た時は、これがマッシュルームだとは信じられなかった。
こんな物食べられるのね、と思ったが、試してみるとこれが美味しい。
外観からは思いもよらないほど中に汁が沢山含まれている。焼くと何だかひからびたように見えるのだが、一口噛むと中から汁が、じゅっと口の中に出て来るから不意打ちを食らって驚く。
私の家では、巨大マッシュルームの傘の内側に、色々な物を詰めて、オーブンで焼いて食べる。
ここに紹介するのはその一つ。
トマトと、刻んだタマネギを乗せ、その上にパルメジャーノをたっぷりかけ、オーブンで焼いた物。
マッシュルームの表面が乾いていて、如何にもぱさぱさしているように見えるでしょう。
でも、断面のマッシュルームの肉を見て下さい。
じっとりしているのが分かるでしょう。
これを、がぶりとやると、マッシュルームの旨い汁が口の中に溢れて、トマト、タマネギ、チーズの豊かな味が、マッシュルームの深い旨みと互いに響き 合って、思わぬ美味体験を味わうことが出来る。
日本から来た客人に食べさせると、みんな驚く。
マッシュルームの巨大さに驚き、その旨さに驚く。
日本人の頭の中には、大きい物は大味で美味しくない、と言う概念が擦り込まれていますからね。
この巨大マッシュルームはその、概念をひっくり返す物ですよ。
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