雁屋哲の美味しんぼ日記


久し振りに車を運転した

2008年6月28日(土)@ 17:36 | 雁屋哲の美味しんぼ日記

〈「子育て記」に「第一章 その4」を掲載しました〉

 私のためにこの17年間働いてくれているオーストラリア人の青年(いや、17年前には青年だったが、今は中年になってしまった)が、突然右腕が動かなくなると言う奇怪な状態に陥ったので、心配になって見舞いに行ってきた。
 脳には異常がないので、あとは、延髄、脊髄、腕の神経系を検査するという事だ。
 とにかく訳の分からない症状で、肝が冷える。
 幸い症状が軽減したので、月曜日には私の家に出勤して来るという。
 私自身、こんな状態なので、災難が重なった感じだ。

 見舞いに行くのに三ヶ月ぶりで車を運転した。
 右脚を使えないので、左脚一本で運転した。オートマチック車はこう言う時に便利だ。
 それにしても、人間、慣れれば何でも出来る物である。
 最初、左脚でクラッチ・ペダルを踏む感覚で、ブレーキ・ペダルを思い切りぐいと踏んでしまい、凄まじい急ブレーキになって、同乗者が前方につんのめって悲鳴を上げたことがある。
 久し振りに車を運転したら気持ちが良かった。ただ、シドニーは至る所にスピードカメラが設置してあるので、スピードを出せない。
 何度もスピード違反で捕まっているから、最近は用心深くなり、スピードを出せないので、つまらない。
 オーストラリアではスピードの出る車を買っても無駄だ。

 帰りに市場により、日本人の経営する魚屋で、本マグロのトロ、赤身、まとう鯛、クエ、真鯛の刺身を買った。
 今夜は、お刺身大会だ。
 日本の最上の刺身とは比べるべくもないが、それなりに美味しい。
 やはり日本人の経営する店だけあって種類も豊富だし新鮮だ。
 市場で発狂状態に陥り、果物、野菜、蜂蜜、など手当たり次第に買ってしまった。私の家ではジャムは手作りと決めているのだが、ブルーマウンテンの小さな店が作っている有機栽培の果物を使ったジャム、マーマレードがあったので試しに買ってしまった。
 肉屋では、和牛のステーキ肉まで買ってしまった。
 こんなに食べ物ばかり買ってどうする気なんだろう。我ながら、よろしくないことだと、反省した。
 市場は品揃えが非常に豊富だが、やはり、このご時世で、値上がりは甚だしい。
 このところの石油の値上がりで、産油国に全世界から120兆円流れ込んだと言うことだ。ロシアのマフィアとアラブの金持ちのふところに世界中の富が転がり込む。
 われわれの生活は厳しくなるばかりだ。
 こう言う不公平は何とかならないのかね。
 オーストラリアは質の良い石油を産出しているのに、それを全部、石油メジャーに支配されていて、ガソリンの値段は、日本と変わらない。
 今日は、プレミアム(日本で言うハイオクタン・ガソリン)が1リットル、円換算で170円した。
 こんなにガソリンの値段が上がると、車を使った遊びは出来なくなる。
 四輪駆動でブッシュ・ドライヴィングをするのが私の楽しみだが、私の四輪駆動車は1リットルあたり5キロ走るかどうかだ。
 これではたまらない。

 見舞いに行ったり、買い物をしたりしていて、このページの更新を忘れていた。
 あわてて、更新している。

 ところで、明日から、いよいよ、パレスティナ問題に取り組みます。
 私と一緒に考えてください。


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