雁屋哲の今日もまた

2011-01-15

今日は困った

 今日は困りましたねえ
 何がって、アジアカップで、オーストラリアと韓国が対戦したでしょう。
 私は22年オーストラリアに住んでいて、オーストラリアに世話になっていると言う親しみがあるし、オーストラリア人の友人たちもいる。
 一方、私の隣の韓国人のご一家とは親しくつきあっているし、他にも、私の事をお兄さんと呼んでくれる義理堅い韓国人の友人もいる。
 日本にも韓国人の友人がいる。

 実に困った。
 どっちを応援すればいいんだ。
 どっちらにも勝たせたい。
 どちらを応援するか、などと、中々決められない。
 その内に、はっと気がついた、引き分け、と言う手があるじゃないか。
 よろしい、この試合は、引き分けになって貰おう。
 それなら、私は、オーストラリア人の友人たちにも、韓国人の友人たちにも、「いやあ、惜しかったねえ」と言える。
 ちょっとずるいけれど。

 しかし、引き分けなんてそんなに上手く行くもんだろうか。
 とにかく、楽しもう。

(日本戦の時には、楽しむという、悠長な気持ちにはなりませんね、何とかして勝ってくれと、必死になる。試合の間、はらはらしっぱなしで、とても、楽しむなんて心境にはなれませんよ。勝つと心から嬉しさが湧き上がって大変な幸せ気持ちになる。この嬉しさはサッカー意外では味わえない物だ)

 前半に、韓国が実に綺麗にシュートを決めた。
 後半にオーストラリアが、コーナーからヘッドで上手いこと決めた。
(このヘッドを決めるのは、ある意味運でしょう。昨日のシリア戦だって、日本の前田のヘッドは決まってもおかしくないのがあった)

 さて、それから終了まで20数分の長いこと。
「引き分けなんだからね、これ以上どちらも点を入れちゃいけないんだからね」とテレビに向かって、両チームに言い聞かせ続けた。
 私の努力の甲斐もあって、(そこまで言っていいのかな)、ついに、めでたく1-1で引き分けとなった。

 オーストラリアも、韓国も、日本の強敵だ。
 このどちらが、これから先日本と戦うことになるのかも知れないが、日本にとっては、韓国よりオーストラリアの方がやりにくいだろう。
 韓国は上手にオーストラリアのチームの動きをコントロール出来ていたが、日本は、ドイツのワールドカップの初戦で、オーストラリアに負けて以来、対オーストラリア戦となると、萎縮してしまって力が出ない。
 よほど、オーストラリアにたいする苦手意識ができてしまったのだろう。

 韓国のように、のんびり、しかし、きっちり、そして素早く、立ち向かえばいいんだよ。
 しかし、まず、韓国の選手の方が日本の選手より大きいし、走るのも速い。
 その韓国の選手だから、オーストラリアを押さえることができるのかも知れない。
 今回、オーストラリアと韓国が引き分けたことで、これから先の読みが難しくなった。

 しかしねえ、昨日は朝五時まで、今日は朝二時半までテレビの前に座りっぱなし。
 こいつは本当に困った。
 しなければならない仕事ができない。
 ああ、早く、アジアカップは終わってくれ。それも必ず日本の優勝で。
 さもないと、私の仕事に大きな破綻を来す。
 本当に困ったなあ。

雁屋 哲

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