雁屋哲の今日もまた

2010-01-20

小沢一郎殺し

 現代の特高、検察は、小沢一郎を殺す気だな。

 戦前の特高警察は、自分の好きなように被疑者を捕まえてきて、拷問にかけて、自分たちの求めるような自白をさせるのが仕事だった。
 特高とは「特別高等警察」のことで、戦前の日本の思想に関わることは、特高と憲兵隊が仕切っていた。
「蟹工船」の作者、小林多喜二は1933年2月20日に築地警察署に捕まり、警視庁特高係長中川成夫が指揮を取って小林多喜二を寒中丸裸にして、杖や棒で打ち打擲した。
 小林多喜二はその日のうちに、死んだ。
 当時の特高警察は、今で言うところのムームーのような上っ張りを制服の上に来て、被害者を拷問した時に飛び散る血で、制服が汚れるのを防いだという。
 殺されて帰って来た時、小林多喜二の睾丸はスイカのような大きさに紫色にふくれあがっていたという。
 小林多喜二を殺した特高警察の面々は、戦後も何一つ問題なく安楽な日々を過ごし天寿を全うした。
 目出度し、目出度し、である。いい国だよ、日本て国は。

 現在の特高である、検察は、流石に小林多喜二にしたような暴力的な拷問は出来ないだろうが、もっと高度で効果的な精神的拷問術を心得ている。
 小沢一郎が昔から、心臓に持病を抱えているのは周知の事実である。
 この心臓に不安を持った男を尋問(と言う名の拷問)にかけるのは、特高の体質を受け継いだ検察の役人たちにとっては、舌なめずりをしたくなるほど、楽しいことだろう。
 ここまでに既に、検察のリークによって、小沢一郎はかなり痛んでいる。
 ここに、更に呼び出して、ねっちりと、マムシがカエルをあしらうような陰険で執拗な精神を痛めつける取り調べを行えば、小沢一郎の心臓は持たない。
 肉体的な暴力よりも、精神的ないたぶりが、その人間に対する破壊的な効果を遙かに上げることは知られている。
 私は、小沢一郎の、あの蓄財趣味が全く理解できないが、それが、彼の命を取る理由になるとは思えない。
 第一、この、日本航空の破綻を始め、日本の国力が真っ逆さまに落ち込んでいるときに、小沢一郎を殺すことは検察のする仕事なのか。
 小沢一郎を攻めるなら、三年ほど前にきちんとしておけば良かった。検察が今問題にしているのは、その頃の問題だからだ、。そうすれば、民主党が政権を取ることもなっかただろうし、検察の官僚諸君が今になって慌てる必要もなかっかたのだ。
 民衆党が政権を取ったから慌てて小沢攻撃を始めた、ところが情けない。
 こう見ていると、日本の検察官僚は本当に先の読めない、とろい人間ばかりがそろっているね。頭の悪さが際立っている。東大の法科卒がそろっているから仕方がない。東大の法科卒と言えば、本当に頭の悪い人間がそろっているからね。

 ここまで来て騒いで、この国をどうするつもりなの。
 やくざの方が、遙かに国のことを考えているよ。

雁屋 哲

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